(財)天風会 鎌倉賛助会
活動報告

2009年 6月 6日 講習会報告

心身統一法の講習会に出席して
                                配島 春江

 梅雨に入り雨の恵みに感謝する今日この頃。
 鎌倉商工会議所地下ホールにて心身統一法の講習会が行われ小野敏郎先生,金子隆先生にご講義頂きました。前講には高橋千代子さんが立たれました。

 高橋さんは平成17年のご入会です。『禍、転じて福となす』と題されてご自身の体験から(財)天風会への心からの感謝を語られました。今から30年程前アスベストと称される石綿を、燃えにくく断熱効果も高いことからご自宅の2階の屋根裏に敷き詰められたのですが平成17年頃になり体に悪影響を及ぼすことが報告・報道されるに従い、ご心配のあまりに心とお身体が非常なまでに過敏に陥れられたのです。その様なときに娘さんからの宇野千代さんの「天風先生座談」の本を渡されたことがきっかけとなり、入会への道と歩まれたのです。
 高橋さんは当時を振り返られて『入会して、石綿の件が一件落着するまでには1年8ヶ月かかりましたが、その間熱心にやっていたというわけではないが、少しずつかわってきたんだなぁ!』と、お話し下さいます。
 石綿の後処理を行った業者が高橋さんに向かって『ひとりであれだけ片付けたのだから、奥さん、これになってますね!!』と自分の胸をたたいて見せ、肺ガンを意味するような衝撃的なマイナスの言葉を言われた時にも、『私は大丈夫!!!』という確信を持つことが出来ていたと、言われました。もし天風会に入っていなかったら、きっとその一言にもノックアウトされていたに違いないと。天風教義に出会うために、この石綿の件は自分にとって必要なことであったと、力強くおっしゃられました。

 小野敏郎講師は『明るく朗らかに力強く生きるための心得として』をご講義頂きました。中村天風先生に初めてお会いになられたのは今から54年前の昭和30年の講習会。まだ17歳の青春時代に入られたばかりの小野講師は肉体的な身体作りをご自分の力でできるようになられたと、おっしゃいます。また命のエネルギーの無駄使いをしないで今日に至ることができたとお話下さいました。私自身も命の力を強め、消耗はできるだけ避け、イキイキと朗らかに私たちを活かしてくれている造物主が喜び応援してくれる様な生き方をしたい!  向上する方向に命のエネルギーを使っていきたい!! 必要あって活かしてもらっていることを思う時、造物主の意向に応えていけるような強くて純真な自分へと、必ずと、変化させていきたいのです。講習会の中で教えて頂いた様に悩んだり,悲しんだり,怒ったり,心配したら命のエネルギーの無駄使いとなり、歓び,感謝というのはエネルギーがチャージされるということを心にしっかりと入れて、私の中には歓びと感謝しかないんだという位の強い気持ちで実践に励みます。また命の道具として心と肉体があるが、心だけでなく肉体も訓練的に強化していくことが必要で、たとえば腕立て伏せをするにも毎日少しずつ自分に負荷をかけていくとできるようになって鍛えていくことができる と。
 私たちはいろいろな刺激と暗示の中で活きている中で、たとえマイナスの暗示であっても感応性能が積極化(プラス化)されていれば積極的(プラス的)な思考が働いてマイナスの暗示に引きずり込まれずにプラスに受取ることができるということを話して下さり小野先生は携帯電話の電池のアンテナを例に上げて説明をして下さったことで、理解を深めることができました。
 感応性能を積極化するには観念要素の更改法と積極精神養成法を積み上げることとお教え頂いたので怠らずにやっていこうと思っています。小野先生のご講義を拝聴しながら改めて天風先生の偉大さ、人を思われる広くて深い愛を感じました。明治時代にお生まれになった天風先生が宇宙根本主体と人間との関係や心や身体の相関関係などこれ程までに、ご自分のことをベースになさって研究もなされて本当に尊い教義を私たちに教えて頂いていることに感銘と心からの感謝と強い尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。


 金子講師からは「感情の統御と神経反射の調節法」についてご講義頂きました。“感情について正しく理解してその上で感情を正しく使いこなし、心を積極化(プラス化)。明るくて情緒豊かな人生を築くにはどうしたら良いか?” ということで、まず「感情とは何であるか?」ということから例を挙げてきめ細かくご説明頂きました。そのひとつひとつの役割と意味・分類して、その統御方法や心得と克服方法、転換の仕方など段階を追ってとても分かりやすく教えて頂きました。天風会では三勿三行というのがありますが、やってはいけない三勿である“怒る勿れ・怖れる勿れ・悲しむ勿れ”をしっかり実行していかなくてはという思いになりました。特に“怖れる勿”については金子講師が説明して下さったことが自分の中でとても納得できました。
 自分の生命を安全に確保したり快適に活きたいという本能的欲求があるがそれが阻害されたり、脅かされたりすると怖れの感情が働く。また幼少の頃に恐い体験とか暗示が入っていると人間形成に影響して屈曲した形が出てくることがある
 と。 なんといっても心を積極化することが第一歩である。

〔克服方法〕   怖れを感じた瞬間からの脱却!
〔具体的には〕  1.観念要素の更改法
           2.積極精神養成法
           3.神経反射の調節法
           4.安定打坐法        です。

 また感情の明朗化法については三勿三行の他に“不平不満を言わない。足るを知る”ということが直に、深く心に入ってきました。不平不満というのは、しばしば言いたくなることだけに、よほど対処が必要だと。
 『足るを知る』ということは自分の分をわきまえ贅沢をせず、あたり前のことにも感謝をして生きること。これが足るを知るということです と。これは大いに自分への反省にもなり心を虚にして感謝を多くしていこうと思った私です。同時に不安や動揺、ストレスを受ける瞬間にくいとめるのに神経反射の調節法が役立つことからこれも怠ってはいられません!

・神経反射の調節法 (クンバハカ法)
〔方法〕 1. 肛門を締めて、締め上げる⇒骨盤神経叢の興奮の防止
     2. 肩の力を抜いておろす ⇒ 横隔膜の動揺の防止
     3. 下腹部に気力を充実させる⇒腹腔神経叢の興奮の防止
   (刺激の強烈な時には)
     4. 呼吸を一時的に止める
    これらを、別々でなく一辺に行う

〔効果〕 ・ストレスの防止だけでなく活力が充実してくる
      ・呼吸の活動が活発になる
      ・消化吸収を促進させる
      ・血液も正常になり肩凝りもなくなる
      ・精神的にも安定してくる (虚心平気な状態になる)
      ・頭脳明快
      ・腹をつくる
      ・人間を感化することができる  等

 金子講師は今回、お足元である鎌倉で講師としてデビューをなさいました。講義を拝聴している中で私にでも、一つ一つがよく理解でき、すばらしい内容の講習会でした。内容の全てをここに書ききれないのが残念ですが、また一人でも多くの方と共に受講していきたいと思っています。

 お二人の先生に心から感謝いたします。

鎌倉駅 西口






鎌倉観光 人力車






講演風景


賛助会員募集
鎌倉賛助会では、一緒に心身統一法を学んでいく会員の方を募集しています。中村天風先生の教えを更に深く学んでみたい方は、ぜひお気軽に講習会や日曜行修会にお越しください。


 All Copyright reserved by (財)天風会 鎌倉賛助会